看護師の仕事を進めるうえで、特に必要とされるスキルはタイムマネジメントスキルといっても過言ではありません。実際、タイムマネジメントが上手くできず、業務が滞る状況は、看護師自身のモチベーション低下の原因にもなってしまいます。
看護師は、業務が多岐にわたっていることに加え、医師や医学療法士、薬剤師など様々な人たちと連動しチームとして働いています。そのため、タイムマネジメントが上手くできなければ、同じチームで働く他のメンバーに迷惑をかけてしまいます。
また、タスク管理ができず業務が終わらなければ、本来決められた時間に行うべき医療処置やサポートを他のスタッフにお願いせざるを得ない事態も起こり得ます。こうした状況が続けば、当然「迷惑ばかりかけてしまっている」「看護師に向いていない」といったネガティブな思いに囚われてしまい、仕事への意欲を失いかねません。
さらに、タイムマネジメントができない状況は、日常的な残業の増加にもつながります。そうなれば、必然的にプライベートの時間が削られ、仕事のストレスが蓄積し続けるような形になってしまいます。思うように退勤できず、大切な家族や友人、恋人等との時間を過ごせなくなり、どんどん落ち込むケースは珍しくありません。
このように、残業とストレスで頭がいっぱいになってしまうと、自分の気持ちを内観する余裕がなくなり、心身の不調を引き起こしてしまいます。そんな事態を避けるうえで、タイムマネジメントスキルは不可欠な要素といえるのです。タイムマネジメントの方法は多数存在するため、ぜひ自分に合う方法を試してみてください。