
直射日光が当たる場所は避けること
蘭に限らないことですが、植物も日焼けします。
程よい陽光はむしろ必要なものも多いですが、直射日光などの強い光と熱には弱いものがほとんどです。
瑞々しい花茎を持った蘭であってもそれは同様で、長時間直射日光が当たる場所に置いていると葉が焼けてしまったり、場合によってはそのまま枯れてしまったりします。
植物は根だけではなく葉からもさまざまなものをとりこんでエネルギーにしていますし呼吸をしているため、葉がダメになることでも枯れてしまうのです。
太陽の光が入ってきても物陰になるような場所で、温度変化があまりないような場所に置くのが利用的です。
エアコンの風やヒーターに近い場所なども避けましょう。
カーテンやブラインド、障子など光を遮断するようなものがあれば窓際でも大丈夫です。
適度な水やりを心がける
蘭は種類にもよりますが、苔の湿度と寝元を傷つけないことが大切です。
お部屋に飾る上で根本に触れるケースはそれほど多くは無いでしょうが、根本はとてもデリケートで傷やばい菌にも弱いので清潔な苔や器の中で固定させる必要があります。
購入時の鉢から移したい場合は根本を傷付けず、清潔な器具を用いてする必要があるでしょう。
また水やりについては水のあげすぎに注意しなければなりません。
苔をいつでも湿らせた状態にしておくべきではない蘭もありますので、飾りたい蘭の特性は多少は調べておいた方が良いですね。
鉢植えのものは特に根腐れを起こす可能性が高まるので、水やりは適切な間隔で苔表面の乾き具合を見ながら行うことが大切です。